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当記事では、次のような架空の人物のプロフィール例を紹介します。
▼新卒で電機メーカー(□□製作所)に就職し、途中で子会社のリチウムイオン電池メーカー(□□バッテリー)に出向。その後は個人事業主として独立し、リチウムイオン電池用負極材の専門家として複数社の顧問を兼任
※この登録例では具体的な企業名の記載はありませんが、実際に登録する際は正式名称での企業名登録が必要です。※プロフィールの公開範囲は、項目・社名ごとに設定可能です。詳しくはこちら
ポイント:「どのような領域に専門性があるのか」「どのような立場で関わったか」「業務や責任の範囲はどのようなものか」を記載します。
■ □□製作所において1989年~1998年、素材開発部においてリチウムイオン電池用負極材の開発に従事。1998年~2003年、主任研究員として、リチウムイオン電池用負極材の開発、試作プロセス開発、予算管理等に従事。2008年~2012年、中央研究所長として各研究テーマ(電池材料、合成繊維、半導体材料、エンジニアリングプラスチック、化成品)の選定、予算管理、所員200名の管理に従事。2012年~2015年、技術戦略室長として、全社技術戦略の立案、グループ各社へのR&D業務支援、国内および欧米化学メーカーの技術ポートフォリオ調査を実施。2015年~2022年、本社研究開発本部長として、研究開発組織の再編およびグローバル研究開発体制の構築、研究開発子会社の管理、100億円超の研究所の新設を実施。また、アライアンスやM&A時の技術評価、技術DDを実施した。■ □□バッテリー(□□製作所から出向)において2003年~2005年、栃木工場で車載用ラミネート型リチウムイオン電池の生産立ち上げに従事。2005年~2008年、技術企画部長として研究開発テーマの管理、研究組織の再編、技術調査等を実施。2007年~2008年、経営企画部長を兼任。□□バッテリー側の責任者として本社(□□製作所)への吸収合併、鉛蓄電池事業の売却を遂行した。■個人事業主として2022年以降、技術顧問として複数社のリチウムイオン電池材料の開発や製造を支援
→このプロフィールの場合、以下のような専門性を依頼者に伝えられます。
テーマ選択のポイント:ご自身の今までの経験から得た知見を、次のようなテーマで切り分けて複数登録するのがおすすめです。
(1) その技術を知らない業界未経験者、その技術をある程度知っている業界経験者のそれぞれに対し専門性が伝わるように記載する(2) 汎用性が高い(3) 特定の依頼者の知りたいニーズがある
▼特定技術の動向に関するトピック
リチウムイオン電池用負極材の動向について話せます■背景□□製作所において、研究員としてリチウムイオン電池用負極材の開発に13年間従事。その後約20年間、中央研究所長、技術戦略室長、研究開発本部長として当該市場に関わる。■話せること・負極材のグローバル市場動向、ニーズ・電池材料やリチウムイオン電池に関する商流や、関連するプレーヤーとその関係性・リチウムイオン電池の各部材(正極材、負極材、電解質)の特性上の課題や製造上の課題
▼DX推進に関するトピック
R&D部門のDX推進について話せます■背景2019年~2021年、本社研究開発本部長として、R&D部門の業務効率化のためのDX推進を主幹。マテリアルズインフォマティクスの導入にも携わる。■話せること・R&D部門のDX推進のニーズや背景・R&D部門のDX推進プロセス・R&D部門のDX推進の効果・DX人材の効果的な教育方法
▼研究所の開設・運営や研究開発テーマの改廃に関するトピック
企業研究所の新設について話せます■背景2018年、研究開発本部長として約200億円をかけて研究所を新設しました。5つの研究所を統合するもので、それに付帯して研究開発テーマの見直しを進めました。自身が研究員としてキャリアをスタートし研究所長を務めた背景もあり、研究所の新設に加え実際の運営面についてもアドバイスが可能です。■話せること・研究所の新設および運営・研究開発テーマの改廃
ポイント:どの領域、どのプロセスに関わったかを明記します。(用途先を伝えるため「取引先業界」も記載しましょう。)
→このプロフィールの場合、次のような経験があることを依頼者に伝えられます。
ポイント:どのような立場でどのような業務に携わったかを明記します。
ポイント:社外取締役・顧問歴の項目に情報を登録します。
職種・業界に関わらず参考にしていただけるポイント
人事部門の登録例
営業部門の登録例